急性心不全

急性心不全治療

急性心不全治療(4):血管拡張薬について

血管拡張薬は、動脈系と静脈系の2つに分けられる。血管拡張作用には、大きく分けて2つ、動脈系の血管拡張と、静脈系の血管拡張があります。ただ、明確に分かれるというよりは、両方の作用を持つが、静脈系の作用が強いなどどちらの作用がより強いかで考える...
急性心不全治療

急性心不全治療 (5) : 急性期の心拍数の管理について

入院中の心拍管理:モニター心電図のトレンドに留意  リエントリー性不整脈の見落としに注意心房細動での頻脈はよくあるが、洞調律で120bpmとか140bpmの時には要注意。心不全で、徐脈にすると、心室性不整脈が増加することがある。ジギタリス製...
急性心不全治療

急性心不全治療(2):呼吸管理

酸素投与の必要性は、呼吸数とSpO2で判断するが、できれば入院時に動脈血ガス、最低でも静脈血ガスの測定はして、CO2の貯留がないか確認したほうが安全。陽圧換気がいるかどうかは、呼吸努力(臨床的には、呼吸数としんどさを肌感覚で評価)やCO2が...
急性心不全治療

急性心不全治療(1):循環不全・低潅流の評価と治療について

まとめ:①一番にするのは呼吸管理。②呼吸管理と同時に、循環不全の評価をし、低潅流の有無を見極めるのが最も重要。③循環不全・低潅流の評価は、CRT(capillary refilling time)と心エコーのVTIを中心に、血液・尿所見で評...