お金と投資

平均から多変量解析へ──投資データを読み解くための統計の基本

はじめに投資や資産管理、老後の準備について調べていると、さまざまなデータに出会います。私たちの世代では、高校数学に「統計・解析」という科目がありましたが、この科目は実は投資の世界を理解するうえでも非常に重要な基盤になります。一般に「統計」は...
お金と投資

S&P500のPERは本当に割高なのか?セクター構成から読み解く今の妥当性

S&P500のPERは約30倍と過去最高水準にありますが、テック企業の比率上昇やセクター構成の変化を考慮すると「妥当な高さ」ともいえます。本記事では、情報技術・金融・エネルギーなど各セクターの平均PERと構成比率から理論的PERを算出し、現在の株価水準が割高なのか再検証します。
お金と投資

社債の基本の説明から、ソフトバンクグループ社債のメリット・リスク・運用実例の徹底解説

社債投資の基礎から普通社債・劣後債・ハイブリッド債・転換社債・仕組債まで整理し、実際に私が保有しているソフトバンクグループ社債を例に解説します。さらにメガバンク社債との比較を通じて、リスクとリターンをどう評価すべきかを具体的に示します。
お金と投資

社債・日本国債への投資スタンス──私のリスクとリターンの考え方

社債や日本国債に対して私がどのような投資スタンスを取っているのかを紹介。私は利回り2.0〜2.5%程度を目安に、3〜5年の中期債を購入しています。株式とは異なり、安定性を確保しながらも一定のリターンを得るための資産分散の一環として位置づけています
独り言や雑記

西武園ゆうえんちの減損処理は失敗か?

西武園ゆうえんちは2021年に100億円を投じたリニューアルで来場者増を実現しましたが、2023年に73億円の減損処理が発表され「失敗」との声も。しかし減損は必ずしも事業失敗を意味せず、運営会社の変更や税務戦略などの要因が背景にあります。集客効果・会計処理・税務メリットを整理し、西武園投資の真の評価を考察します。
独り言や雑記

資産の把握とFIRE達成度を測るシンプルな指標

はじめに 私は家計簿をつけ始めたときからExcelで出納管理をしています。MoneyForwardのような便利なアプリもあり、現在「MF for 住信SBIネット銀行」を併用していますが、Excelで管理を始め、そのスタイルが身についてしま...
老後を見据えて

iDeCoの出口:5,10,20年ルールと一括か分割か

iDeCoの受け取り方は一括か分割かで税制が大きく変わります。一括受け取りの場合には、企業からの退職金との受け取りとの期間に関する「20年ルール」「5年ルール(改正後10年)」があります。NISAとの優先順位も含め、iDeCo出口戦略を検討する参考となるようにまとめました。
お金と投資

【日本国債の基本と個人向け国債の特徴】

日本国債は安全性が高い資産とされ、個人が購入できるのは固定3年・固定5年・変動10年の3種類です。本記事では定期預金との違いや利率の仕組み、中途換金のルールをわかりやすく解説します。リスクを抑えたい方の資産運用の参考にどうぞ。
独り言や雑記

iDeCoをしている人のふるさと納税はどうなる?

iDeCoを利用するとふるさと納税の上限額は下がります。住民税所得割額の仕組みと、年収400万円・iDeCoあり/なしの具体例を用いてわかりやすく解説します。
お金と投資

iDeCoの節税効果と受け取り方|退職金の有無で変わる税金シミュレーション

ショートサマリーiDeCoは「掛け金が全額所得控除」となる節税効果の高い精度年収500万円で15年間積み立てると、約155万円の節税効果(現行制度5年、新制度10年とした場合)年収が大きいほど節税効果も拡大(年収1000万円で年間約8万円)...
お金と投資

なぜPBRが1を下回る会社があるのか考えてみた

はじめに投資を始めたころ、私は、PBR(株価純資産倍率)1以下の企業への株式投資は損しないはずなのにと思い、PBR重視で株式投資を行っていました。もちろん、そんな短絡的なことは株式市場ではありえず、今は、私も少しは賢くなり、安定している相場...
お金と投資

不動産投資をしなかった理由──私の判断の整理

はじめに資産形成を考える際、「不動産投資」という選択肢は多くの人が一度は検討するものではないでしょうか。私もかつては「資産が1000万円を超えたら不動産投資をすべき」という話を聞き、検討してみたことがありました。けれど最終的には、今まで不動...
独り言や雑記

私のFIRE計画 -Barista FIREを目指して-

はじめに以前であれば「アーリーリタイア」、今では「FIRE (Financial Independence, Retire Early)」という言葉に置き換わりましたが、私もできればそうありたいと思うようになりました。不労所得だけで趣味も含...
独り言や雑記

株券が消えた日──2009年「株券電子化」と私の思い出

はじめに私が株式投資を始めた2005年当時、まだ「紙の株券」を実際に保有している人がいました。テレビで、金庫にしまって大切に保管する姿を見て、「株式投資とはこういうものか」と感じた記憶があります。ところが、最近ふと「そういえば株券って今はど...
お金と投資

トリニティスタディとモンテカルロシミュレーション──過去をみるか未来をみるか。2つの違いを説明

「3%なら成功率100%」と言われるトリニティスタディと、100%に届きにくいモンテカルロの違いを解説。