自己紹介


内科医として20年以上、市中病院で一般診療に従事しています。
専門は循環器内科で、主に心不全弁膜症の診療に携わってきました。
以前は、TAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)などの国内治験やIMPELLAの国内導入にも関わりましたが、MitraClipなどのデバイス治療には、直接の実施経験はありません。

現在は、高齢の方が多い地域病院で、時短勤務の形で臨床を続けています。


このブログでは、一般内科の先生方や若手の循環器内科医に向けて、循環器領域の臨床現場で役立つ実践的な情報を発信していきます。

ガイドラインやエビデンスに基づく情報はもちろん重要ですが、
実際の診療現場では、エビデンスが十分に確立されていない領域こそ、迷いが生じやすい部分だと感じています。

たとえば、

  • 高齢心不全患者における実際的な利尿薬の使い方
  • 複合疾患をもつ患者の血圧管理・薬剤選択
  • 再入院を防ぐための退院後フォローの工夫
    といった「教科書には載らないけれど日常で困るテーマ」を、できるだけ具体的なレベルで取り上げます。

また、最新論文や学会報告の中から、
“実地医家だからこそ共感できる”視点で、診療のヒントになる内容をわかりやすく整理して紹介します。


現場での経験と、日々アップデートされる知識をつなぐこと。
それがこのブログの目的です。

日常診療の中で感じる「小さな疑問」や「臨床的な迷い」に、
少しでも実践的なヒントを届けられれば幸いです。