2025-11

脂質代謝異常

コレステロールのこれから ― 量だけの評価から、粒子数を踏まえた評価へ

はじめにコレステロールについては新たな知見が集積しつつあり、近い将来、血液検査の評価項目が見直される可能性があります。すぐにではありませんが、今後は 量・濃度としてのnon-HDLコレステロール と 数としてのApoBおよびLp(a) がよ...
急性心不全治療

強心薬・昇圧薬:具体的な薬剤の使用方法

強心薬と昇圧薬について、私自身が実際に行っている使用方法を紹介しようと思います。特に強心薬は、慢性心不全の急性増悪をイメージした使い方になります。心筋炎や急性広範囲心筋梗塞などの場合には、一気に医療資源を投入する必要があるので、下の記載とは...
高血圧

電子血圧計(オシロメトリック法)による血圧測定

聴診法とは、まったく測定原理が異なる。電子血圧計は、血管の振動から生じるカフ内の振動を計測し、その値が最大となる平均血圧を実測している。その後、振動の変化や既存の膨大なデータなどの諸条件から、最終的には数学的に収縮期圧及び拡張期圧を計算によ...
高血圧

高血圧:そもそも血圧とは何か。

心臓の収縮による血流、血管の弾性、さらに脈波による血圧の成立や、コロトコフ音についても解説。高血圧とは、血圧が高い状態。では、血圧とは?高血圧とは、血圧が高い状態です。では、血圧とは何かというと、血液が血管の内壁に対して垂直方向(外側)に及...
心エコー

日常診療における心エコーのとり方

日常診療の心臓超音波検査心臓超音波検査は、心不全だけでなく、あらゆる心疾患にかかわる重要な検査です。心不全の基礎となる疾患の推定や弁膜症の有無、心拍出量の推定などができ、また、初診時、急性期、慢性期などあらゆる時期において有用な検査となりま...
急性心不全治療

急性心不全治療(4):血管拡張薬について

血管拡張薬は、動脈系と静脈系の2つに分けられる。血管拡張作用には、大きく分けて2つ、動脈系の血管拡張と、静脈系の血管拡張があります。ただ、明確に分かれるというよりは、両方の作用を持つが、静脈系の作用が強いなどどちらの作用がより強いかで考える...
急性心不全治療

急性心不全治療 (5) : 急性期の心拍数の管理について

入院中の心拍管理:モニター心電図のトレンドに留意  リエントリー性不整脈の見落としに注意心房細動での頻脈はよくあるが、洞調律で120bpmとか140bpmの時には要注意。心不全で、徐脈にすると、心室性不整脈が増加することがある。ジギタリス製...
急性心不全治療

急性心不全治療(3):利尿薬について

うっ血・溢水の治療:利尿薬心不全の治療で、循環不全と呼吸不全に対する評価と治療を行ったら、次はうっ血の解除です。多くの心不全では、うっ血を起こして、余分な水が溜まっている状態(溢水)ですので、トータルの水の管理、体内の水分を適切な量にするこ...