◆ ショートサマリー
投資歴20年。それでも、私はつい最近まで「何のために投資をしているのか」を意識したことがありませんでした。株式投資を始めてから、勉強のつもりで読んだ本はトレードの技術に関するものばかり。
戦略のないまま、ゲーム感覚で株式投資を続けていた日々でした。
しかし、コロナ禍をきっかけに出会ったYouTubeの経済・投資系のチャンネル、特に「リベシティ(両学長)」や「じっちゃま(広瀬隆雄氏)」の言葉に目を開かされました。
資産形成は老後のため。投資は資産形成の手段。ごく当たり前のこの事実に、自分なりに向き合ったのは、株式投資を始めて15年以上が経った頃のことでした。
■ 貯金から始まった「なんとなくの投資」
貯金をしていけば、いずれはある程度の資産になる。その時に投資を始めるよりは、少額から始めて、勉強しながらやったほうがいい。そう思って、私は社会人1年目から投資を始めました。
■ 投資=株式投資というイメージ
投資といえば、株式投資。そう考えて、私はまず株式投資の勉強をしようと思い、本を何冊か購入しました。ただ、そのほとんどが「トレードの技術」に関するものばかりでした。一応、『金持ち父さん貧乏父さん』 (ロバート・キヨサキ著)は読みましたが、その意図をくみ取れず、アメリカで不動産で儲けた人の自伝くらいの感想でした。
結局、15年という長い期間にわたって、「なぜ投資をしているのか」という一番大きな戦略もなく、ただ戦術だけを学び、思い返せば、ゲーム感覚で株式投資をしていただけでした。
■ コロナ禍とYouTubeがくれた転機
投資をする大前提の目的を意識できたきっかけは、YouTube、特に両学長が運営するリベラルーアツ大学(リベ大)とじっちゃまこと広瀬隆雄氏。
コロナ禍で、家と職場の往復が続くようになり、それまで旅行関係の動画を少し見る程度だったYouTubeを観る機会が増え、自然と視聴するチャンネルの数・分野も増え、その中で定期的に観るようになったものが、「リベ大」など経済・投資系の動画の数々。
「リベ大」の動画は、今もほぼ毎日みていますが、本当に勉強になります。
さまざまなコンテンツで、資産形成のために必要なことを「5つの力」というキーワードに沿って教えてくれています。
当時、勤め先の関係(給料振り込みが地銀指定だった)で複数の金融機関に口座があったり、証券会社も2社あったりと、自分の資産をしっかり把握したことすらなく、当時はカード比率が低かったこともあり、月の出費なんて給料以内という程度の認識しかない状態でした。それを変えられたのは、リベ大の両学長のおかげです。
それからもう一つ、印象に残っているのが広瀬隆雄氏。当時は「じっちゃま」というニックネームでYouTube配信もされていて、特に印象に残っているのがこの言葉です:
「資産形成は老後のためにするのだから、真剣にしなきゃだめ」
当時の私には目から鱗でした。今となっては当たり前のように思えるこの考え方も、当時は何も考えることなく、お金が増えた減ったとゲーム感覚で株式投資をしていた私には衝撃でした。
今もじっちゃまのXのフォローと、じっちゃまのイズムを強く継承しているばっちゃまのYouTubeチャンネルをみて勉強を続けています。
■ 15年目にして、ようやく見えた「目的」
資産形成は、老後のため。投資は資産形成の手段。この当たり前のことしっかりと認識できたときには、株式投資を始めて、すでに15年が経っていました。
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